三体

先日、友人がこんな本があるのを知ってる?と。

私は初めて聞いた本だったので、あらすじを聞いた。

三体あらすじ

とある小説家?の話。彼女も物書きで…ある日彼女の作品に対し彼が意見を言う。

「君の物語に出てくる男性は、現実にはいないよな、あり得ない」と。

彼女はそれに対して、「あなたも書いてごらんよ」と、彼に恋愛小説を書くことを勧めた。

書いているうちに、彼の小説の中の"彼女"は勝手に動き出す。彼にとっての理想の彼女となり、彼はその彼女に本気で恋愛感情を抱いた。現実にいる女性ではなく、自分の物語の中の女性に愛情を抱き、恋愛をはじめた。

…現実の彼女とは、次第にうまくいかなくなり、別れが訪れ、彼は自分が心の病に罹っていると思い精神科を受診する。

恋愛している妄想をなんとかやめたい、と、伝えるが精神科医はこう告げる。

『妄想だって現実だって恋愛感情を抱くことは別に悪いことじゃない』

妄想であっても相手を好きになることは、おかしなことではない、その感情を悪いものだと言って排除しなくていい。

………

そんなお話だった。

恋愛感情の対象は、現実に接触する異性とは限らない。

同性である可能性、物質物体である可能性、アイドルや身近な人、色んな対象がある。

身近な手の届く範囲での感情だけが恋愛感情とは言わない。なので、妄想の中の彼女に本気で恋をして何が悪いんだろう。

自分の心の中と、現実との間に、大きな隔たりがあるように感じるのは物質に注目しすぎているからではないか。

常日頃から、心に手を当てて心の声を聞いていると、まるで現実ことがどうでも良くなる瞬間がある。

こう言うことを、体型立てて教えてくれるのが瞑想の言うものなんだろうけど…私にとってはその形もどうでも良いのだ。

自分のスタイルで好きなように、妄想しながら日々の生活を送ったっていい。

社会から孤立していてもいい。

人と変わっていてもいい。

自分自身が自分のことを、決して否定せずに、自分ぐらいは自分に優しくしてもいい。

三体、という小説は読んだことがないので、あらすじはきいたまんま。すこし違うところもあるかと思うが。面白そうな小説だ。

いつか、読みたい。

いつか、読みたい、いつか、何を感じるだろうか。